強弱がつけられるペンとして人気なのがGペンです。
今回はGペンを初めて使う人向けにインクのつけ方・描き方などをまとめてみました。
不慣れな点も多いですが参考になれば幸いです。
丸ペンの使い方はこちらを読んで下さい→【超初心者】丸ペンの使い方について
使用しているつけペンはデリーターお試しペンセットです→Gペン丸ペンカブラの3種類のペン先が使えるデリーターお試しセット
目次
Gペンとは
つけペンに使われるペン先の一種です。つけペンには丸ペン・Gペン・スクールペンなど複数のペン先があります。
Gペンは強弱がつけやすく、メリハリのあるイラストが描けます。
ドラゴンボールやゴルゴ13などいろいろな作品で使われています。
Gペンと丸ペンの違い
Gペン…強弱がつけやすく、力強い線が引けます。顔の輪郭などに使われます。
丸ペン…均一で細い線が引けます。目や髪などの細かい部分に使われます。
どちらも画材屋で売っています。バラ売りはしておらず、複数入ったものが売られています。
大きさも違い、Gペンの方が丸ペンよりも大きいです。
用意するもの
ペン軸
つけペンなので、ペン軸にペン先をはめて使います。
同じGペンでもペン軸のメーカーが違うだけでしっかりハマらない事があります。
タチカワのGペン先を買った場合は、タチカワが販売しているGペン軸を購入してください。
インク
つけペンはペン先をインクにつけて使います。
インクは漫画用のインクや墨汁が一般的です。漫画用のインクは乾きが早く、印刷しても黒がはっきりでます。
同人誌を作る時は漫画用のインクを購入してください。私のおすすめは アートカラー漫画インクです。
練習用であればダイソーやキャンドゥで売ってる墨汁で十分です。
顔料と染料、油性と水性インクの違いについてはこちらを参考にしてください→漫画を描く時におすすめのインクは?種類や製図用、証券用の違いも
紙
画用紙などのザラザラしたものではなく、原稿用紙、ケント紙など比較的つるつるした紙に描いてください。
Gペンの使い方
ペン先には油が塗ってあります。ティッシュ、もしくはキッチンペーパーで軽く拭くようにしてください。
ライターで炙る人も多いですが、やりすぎるとペン先を傷めるのでおすすめしません。
Gペンのつけ方
写真のようにペン軸にペン先をさしこみます。
奥までしっかり挿し込んで下さい。
ペン先には表と裏がありますが、写真のようにペン先がカーブになった方を上にして使ってください。
インクのつけ方
インクは付けてもつけなさすぎても描きにくいです。
インクはペン軸からペン先までを10等分し、ペン先から3~4分目までをつけます。
その後、インクが入った瓶のフチで余分なインクを落とします。つけすぎた場合はティッシュで軽く拭いてください。
Gペンの持ち方・描き方
つけペンは鉛筆のように持ちます。
リラックスした状態でペン軸を握り、肩から手を動かしてスーッと線を引いてみて下さい。
何回か繰り返すと自分が描きやすい向き・描きにくい向きが見つかります。
それを見つけたら線が引きやすい方向に原稿用紙を回して描いてください。
例えば、私は右利きなので左から下に向かった方が描きやすいです。
強弱のつけ方
力を入れて線を徐々に太くする(入り)、力を抜いて徐々に紙から放していく(抜き)を繰り返して描きます。
しかし、このやり方は初心者にはハードルが高いので太い部分は後から少しずつ描きこんで行く方法をおすすめします。
イラストは二次利用が認められている佐藤秀峰先生の「ブラックジャックによろしく」の模写。
1.Gペンで清書したものです
2.輪郭・瞳・眉毛・腕の部分を太く描きこんでいます。
3.髪を塗った後、更に描きこんでいます。
どこを太くするか
漫画家によって異なりますが、一般的には
・カーブになった部分(輪郭・鼻先等)
・強調したい部分(瞳・影)
を太くしてる事が多いと思います。
太い部分を意識して、好きな先生の絵をひたすら模写してみて下さい。
描く順番
右利きの方は左上のコマから、左利きの人は右のコマから描いてください。
そうすれば手で原稿を汚すのを防ぐ事ができます。
どうしても汚れてしまう場合は利き手の下にティッシュを引いて描いて下さい。
お手入れの仕方
使い終わった後はティッシュかペーパータオルでペン先のインクをふき取ります。
洗う場合は小さい瓶に水を少し入れて洗います。洗った後は同じくティッシュかペーパータオルで水気を拭きとって下さい。
まとめ
メーカーによってペン先の硬さも異なります。タチカワは硬め、日光は柔らかめです。筆圧に合わせて選んでください。
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