デジタル絵描きがなりやすい腱鞘炎の特徴と原因、対策についてまとめました。デジタルで絵を描くことが多い人は参考にしてみてください。
腱鞘炎の病気についてはこちらをご覧ください→腱鞘炎とはどんな病気?原因となりやすい人の特徴をイラスト付きで解説
目次
デジタル絵描きが腱鞘炎になる原因
デジタルイラストの場合、使用時間、筆圧によって腱鞘炎を発症する事が多いです。特に筆圧が強い人は腱に負担がかかっているため、腱鞘炎になりやすいです。
腱鞘炎かわからない人はセルフチェックをしてみてください→手のしびれや痛み…1分で分かる腱鞘炎のセルフチェック方法
デジタル絵描きの腱鞘炎対策
長時間の使用をさける
腱鞘炎は手や手首の使いすぎでおこります。
最初はだるさ、違和感が起きて、その後痛みが手の甲や肘にまで広がっていきます(関連記事:腱鞘炎の初期症状と治し方は?予防方法についても)
デジタル絵を描いていると、集中して描き続ける事が多いですが、一時間描いたら15分休むなど、適度な休憩を入れるようにしてください。
補正機能を使う
綺麗な線を引こうと、無意識のうちに力を入れすぎている場合があります。
デジタルソフトには、綺麗な線を引けるようにしてくれる補正機能がついています。
補正を調整してあげる事で、力をこめずにイラストを描く事ができます。
補正は「ペン」を選択すると、調整画面に「手ぶれ補正」「補正」などの項目が出てくるので、そこで調整してください。
無料のペイントソフトにもついています。
また、線のギザギザを目立たなくしてくれる「アンチエイリアス」機能はオンにしておきましょう。
ショートカットキーを活用する
ショートカットキーとは、指定されたキーを押す事で特定の動作を行ってくれるものです。
上の場合だと「保存」をするには
Ctrl+S
の二つのキーを同時に押せば保存できます。
覚えておくと役立つショートカットキーがこちら
取り消し(アンドゥ)
Windows
Ctrl+Z
Mac
Cmd+Z
キャンパスを拡大
Windows
Ctrl + +(プラス)
Mac
Cmd++
(縮小の場合は「-」キー)
また、ショートカットキーは自分の好みで変える事ができるので試してみてください(クリスタの場合はファイル→ショートカット設定から入れます)
キャンバスを回転させながら描く
手首の負担を減らす為にも、自分の描きやすいようにキャンパスを回転させて描いてください。
いっぺんに線を引こうとせず、何回かに分ける事で腱鞘炎を予防することができます。
サポーターをつける
デジタルで漫画を描く時、タイピングは必要不可欠。
手や指を固定する専用のサポーターを使う事で、手への負担を和らげることができます。
使用しているのはバンテリンサポーター 手くび用です。しっかり固定してくれるのでおすすめです。
タッチペンを使う
スマホでデジタル絵を描く場合、ペンを使う事でばね指の予防をする事ができます。
でもこれは描き手との相性もあるので、まずは100均のタッチペンで試すのがおすすめです→100均キャンドゥのタッチペン付きボールペンの書き味をレビュー
クッションを敷く
手首、親指の負担を和らげる事でデケルバン腱鞘炎を防げます。
ペンを持つ手首の下に、布や薄い本をおいて描いてみてください。
筆圧が強い人、手首で絵を描いてしまう人におすすめです。
以上でデジタル絵描きがなりやすい腱鞘炎についての記事を終わります。お疲れさまでした。
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